テレキャスター@研究所

テレキャスター・マニアの管理人によるテレキャスターの魅力追求ブログ。テリーにまつわる雑学や、テリー・マスターの名演動画など。

2010年01月

テレキャスターの5つの短所

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テレキャスター好きの管理人ですが、『恋は盲目』にはなって折らず、ちゃ~んと短所も認識しています。

ヴィンテージ(コピーを含む)タイプのテレキャスを前提にして、その短所についても触れておきたいと思います。


【短所1】チューニングが合わない

ノーマル・テリーのブリッジは、2弦で1つを共有する3ウェイなので、オクターブチューニングを完璧に行う事は出来ません。

この点を嫌って、ブリッジを改造(6ウェイタイプに変更等)する方も多いです。


【短所2】指板のRがきつい

まあ、この点は、ストラトも共通する短所ですが...。

フェンダー社のヴィンテージタイプのギターはRのきつさまで、オリジナルを忠実に再現しています(苦笑)。

このため、弦高を低めにセットして、思いっきりチョーキングしたりすると、音が詰まってしまいます。


【短所3】身体へのフィット感が...

ヴィンテージタイプのテレキャスは、ストラトのようなコンタードが無いので、ストラトと比べて身体へのフィット感に劣ります。

ストラトになれてる方など、「肋骨が痛い」と感じる場合も有るほどです。


【短所4】ボリュームが操作しづらい

この点も、ストラトと比較しての話ですが...。

ボリューム位置がストラトに比べて、ピッキングポジションから遠いので、ストラトになれた方は、ボリューム操作がしにくいと思うかも知れません。

ただ、ギブソン系のギターとの比較では、圧倒的に操作しやすい位置と言えますし、「ストラトのボリュームの位置は、近すぎる」という意見もありますので、最終的には好みの問題に成るんでしょうね。


【短所5】フロントピックアップの出力不足

これも好みの問題も有ると思いますが、一般的にテレキャスのフロントPUはリアPUに比べ出力が低いといわれています。

このことから、フロントのみハムバッキングにする等の改造も、一般的になっています。


以上が、テレキャスの短所です。テレキャスに挑戦してみようかな~なんて思ってらっしゃる場合は、「この辺りを自分で許せそうかどうか」も、試奏の際にチェックして下されば、と思います。

まあ、こういう事って好きになっちゃうと、これはこれで良いかな?なんて思ってしまえるものなんですけどね(笑)。


Roy Buchananの『メシアが再び』

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「世界で最高の無名なギタリスト」などという称号をもつRoy Buchanan。

彼も色々なメーカーのものを行ったり来たりしましたが、生涯テレキャスターを愛用し続けた、テリー・マスターです。

そんな彼が着目を浴びたのは、Jeff Beckが『哀しみの恋人達』で、「Roy Buchananに捧ぐ」とクレジットしたことからです。

何と、ジェフ・ベック先生も一目置いていて、RoyBuchananテイストを取り入れつつ、『哀しみの恋人達』を演奏したという訳ですね!

で、その『哀しみの恋人達』の元ネタ的な曲(メロディーラインとかは全く違いますから、パクリじゃありませんよ!)が、今回ご紹介する『メシアが再び』(the messiah will come again)です。

泣きがあって、スリリングで、実に素晴らしいですね!



ちなみにこの曲は、彼のファーストアルバムロイ・ブキャナンに収録されているほか、セカンドアルバムA Street Called Straightにも別バージョンが入っています。

JeffBeckの『哀しみの恋人達』

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最近は、専らご自身のシグネイチャーストラトを愛用するJeffBeck先生ですが、実はテレ・マスターとしても有名なのです。

そもそもJeffBeck先生がブレイクすることになったヤードバーズ時代の愛機はエスクワイヤー(フロントピックアップ無しのテレキャスター)です。

それに、先生の代表曲である、この『哀しみの恋人達』も、テレキャスターで奏でられていますしね!

ちなみに、この『哀しみの恋人達』、レコーディングは、テレキャスターにハムバッキング・ピックアップを乗せた『テレ・ギブ』で行われました。しっかり腰がありつつシャープさも感じさせるそのサウンドは、ベック先生のプレイと相まって実に素晴らしいです。

しかししかし!以下にご紹介する、ノーマル・テレでプレイされたヴァージョンも、それに匹敵する位良い音だと思うのは私だけでしょうか?



ちなみに、この曲の、このヴァージョンが、私をテレキャスター道へ導いちゃった曲なんですね!

改めて聴き直しても、やっぱり凄いっすね!ベック先生!!

※この曲のオリジナルテイクは、先生の名作アルバムBlow by Blowに収録されています。

テレキャスとレスポールの意外な関係

一般的には、『テレキャスターはキンキンな音・レスポールは太い音。』というイメージがありますが、実は『テレキャスターとレスポールは通じるところがある。』というのも、知る人ぞ知る事実です。

良いテレキャスターは、レスポールのように太く豊かな音がしますし、使用感にも共通するところがあって、テレキャスとレスポールを併用するギタリストも結構いたりします。

これは嘘か本当か?ですが、その秘密は形状に有るという事です。これは、私が世話になっているギターショップのおじさんの説ですが、
・どちらも(ストラトに比べれば)、左右対称に近い形をしいて、
・カッタウェイが小さい分、弦振動のロスが少ない。
・だから上から下までしっかりと出た、豊かなトーンが出る。
ということだそうです。

私はなんとなく納得しちゃいましたが、如何でしょうか(笑)。

まあ、この説の真偽はともかく、良いテレキャスは太い音がすることは紛れもない事実です。

もしもあなたが、「キンキンだから...」と食わず嫌いをしているのなら、是非是非テレキャスも試してあげて下さいね!

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