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ギターのチューニングというのは、難しいものというか、理論的にはバッチリ合うことが無いものです。

弦の太さ、解放弦とフレット押弦の際のテンションの差、各弦の弦長の差などいろいろ有りますからね。

この点を解消するために、バズ・フェイトン・チューニング・システムや、富士弦のサークル・フレッティッド・システムがあったりするわけですが、究極的に言うと、いずれも「心地よい範囲内での近似を求める作業」と言えるでしょう。

この中で、テレキャスターのブリッジは、3ウェイでなので、チューニングの追求は、(ストラト等と比較して)不利になります。

これに対してどう折り合いを付けるかですが、メジャーなのが、
1.バズ・フェイトン・システム等の導入(逆説的でおもしろいかも...)
2.6ウェイ・ブリッジへの交換
3.あくまでも3ウェイ・ブリッジにこだわった改造
4.良く弾くポジションを優先して合わせる
5.弾きながら微調整する(プロの技ですね...)
5.気にしない(笑)
という感じでしょうか?

私の場合、ブリッジ調整が不可能なアコースティックも弾くので、4.派で行っていますが、改造レベル3.で1.が可能で有れば、一度やってみたいな~なんて思っています。

ちなみに、ちょっとした裏技ですが、3ウェイでのチューニングで一番しわ寄せが来るのが、3弦なので、ここを少し緩和するために、いわゆるヘヴィー・ボトム・ゲージを張るというのが有ります。

フレットの状態とかがフツーのギターの場合、
・6ウェイなら4弦の駒が3弦より前(ヘッド側)に出てくる。
・とすると、3ウェイの状態では、4弦に対して3弦の駒が前に有りすぎる。
・ここでゲージを上げると、駒は後ろに下がる傾向がある
という所から導き出さた方法です。

まさに「近似」な話ですが、ヘヴィ・ボトムに対する違和感を感じない方は、試してみるのも良いかもですね!